企業姿勢その2

金箔

 

金剛堂の仏壇のお厨子内には本物の純金箔が使用されています。金は温度・湿度の変化に強く、塩酸・硫酸に溶けません。何百年も何千年も錆びることがありません。ツタンカーメンのマスクなどがそうであるように、金はとても保存性が高い金属です。
金剛堂は1980年初頭から金箔の厨子を一部の仏壇にくわえ、多くのお客様にお求めいただく木製の仏壇にも用い始めました。

「何か新しいものを生み出したい」
「お仏壇で新しい息吹を作ることはできないだろうか」

1980年、その試行錯誤のなか、木製の仏壇の厨子内に金箔を使ってはどうかという案が考え出されました。しかし、昔から唐木、つまり木材で作られたお仏壇には金色の紙が仏壇業界の常識でした。それは現在も他社のお仏壇を見て頂ければ分かるとおり、木製のお仏壇には純金箔ではなく、金色の紙が使用されています。
今までの実例にない試み。ですが、金剛堂はあえて、その一歩を踏み出しました。

“それは御本尊様をより荘厳に奉りたいとの願いから。”

金色の紙も金箔も、同じものに見えるかもしれません。しかし、十年後、二十年後、その輝きの差は歴然としてきます。金色の紙で作られた厨子内は年月とともに色落ちしたり、カビに弱いですが、本物の金箔は私たちの心と同じように一生、輝きを損ないません。御本尊様をご安置するのには、最高の金属なのです。
金剛堂のお仏壇はお厨子内もこだわりを続けて、このように進化してきました。

 

下置き式モーター

 

モーター式のお仏壇は昭和48年ごろから市場に出始めました。
金剛堂が電動式モーターのお仏壇を作るときに大切にしたのは厨子扉を開閉するモーターの位置でした。

仏壇業界の主流となる「上置式モーター」は、御本尊様の頭に機械を置いた形です。しかし、金剛堂の全てのお仏壇は、御本尊様の下にモーターがくるように設計しました。
この下置式モーターの開発はとても難しく、何度も失敗しては挑戦の繰り返しでした。
その間、色々なところから「金剛堂の仏壇は機械のついていないふるい仏壇」との批判がありました。
しかし、創業者は、
「御本尊を荘厳にする為のお仏壇、そのために金剛堂は存在する。そのお仏壇に一時たりとも御本尊をおろそかにするような事があってはならない」
との思いで三年という歳月をかけて完成いたしました。
今の金剛堂の下置き式モーターはここから始まりましたが、事実、仏壇業界では、未だ下置き式モーターを使っている会社は金剛堂ただ一社のみです。

では、何故【下置式】が、未だに仏壇業界で主流にならないのか…。
それは、レールを下につける事により、扉の重みが加わり、開閉が非常に難しくなるうえに、モーターも上置式に比べ、大きいものを付けなくてはならず、労力・コストの両面から敬遠されてきたという経緯があります。上置式モーターを使っている他社は、あくまでも御本尊第一主義ではなく、自社都合第一主義となっているからではないでしょうか。

モーターはお仏壇の中に組み込まれているため、外からは見えない場所に設置してありますので、お客様の目には触れることがありません。しかし、見える、見えないに関わらず、どの部分でも御本尊様を大切にしていきたい、それが金剛堂の姿勢です。

 

100年仕様

 

金剛堂のお仏壇は「100年仕様」に仕上げています。
「100年仕様」とは、『100年間お使いいただけます』との思い、技術、そして、こだわりが詰まっています。
お仏壇を作る木材にこだわりを持ち続けてたどりついたのが世界最高の耐久性を持つ黒檀でした。同じように金箔・モーター・塗装・彫刻、一つ一つにこだわりを持ち続けました。
その本物志向への挑戦が金剛堂の100年仕様を作り上げる結果となりました。
本物は時代に色あせることなく、未来まで必ず残っていきます。

しかし、100年仕様といっても「電気系統」や「モーター」にはどうしても寿命があります。また材質の表面にも時と共に傷が入ります。そこで金剛堂はメンテナンスに全力を注ぎ、お仏壇を作るのと同じように発展させてきました。全国に広がる店舗により何処でも修理ができる環境づくり、またメンテナンスを携わる充実したスタッフと最高の技術。それが百年仕様を理想で終わらせることなく、実現へと成し遂げました。
お売りするだけでは終わらない、充実したアフターケアがあるからこそ、お客様に「100年仕様」と自信と責任をもって、お届けすることができます。

縞黒檀、彫刻、モーター、金箔、どれをとっても金剛堂は本物を追求してきました。
それは商品としてではなく、御本尊様を御安置するためのお仏壇を作りたい、またお買い求めに来られる学会員さんの真心を最大限にお迎えしたい、との思いからです。
そのために、より荘厳に、より大切に、よりお題目のあげやすいお仏壇を作ってまいりました。

何が大切なのか、お仏壇とは本来、何であるのか。
それは、御本尊様をいつまでも大切にご安置して、お題目をあげていただく場所。
そして、その御本尊様を根本に戦っておられる学会員さん。
それを忘れてしまって、私たちは一体、何のための仏壇屋なのか?
これからも、その心を常に自らに問い続けて、創価学会の皆様に誠心誠意の真心をお届けしていきます。そして、ご来店して下さる方一人一人を大事にお迎えするように、お仏壇も一つ一つ、丁寧に情熱をこめて、大切に作っていくお約束をしてまいります。